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<プロローグ>
実は電磁波というものは、 美・SHOPでもアップしております紫外線の問題と本質は全く同じなんです。

「光も電磁波の一種です。」と言うと、驚かれる方も多いかもしれませんね。
しかし、これはマクスウェルの方程式という形で表される電磁場の理論に従う厳然たる事実なんです。

私たちに無くてはならない存在「光」=太陽光線からの恵みである「可視光線」を考えて頂ければ分かりますように、ある意味で電磁波は、万有引力とともに、宇宙と言う物質系の基本的な営みであると言えるわけです。

ここでお断りしておきますが、このことを記しましたのは、だからと言って、電磁波は宇宙の基本原則だから何も心配することはないとか、十把一絡げに受け入れなくてはならないといったような短絡的な結論を導くためではありません。

電磁波に関しては、立場上の情緒的な論争が多すぎるのですが、明確に論点を絞っての科学的な系統付けこそが必要であることが急務であることを理解して頂きたいからであります。
とは言っても、「対人間」という関係上、ものとものとの因果関係というような物理的真実のようには簡単には結論付けられないことも無理からぬことではありますが、我々の経験したことのない電磁波が花盛りになりつつある今、科学的な体系化は急務であると考えます。
<当店のスタンス>
本ページの記載は、IHクッキングヒーターの販売のために、何の根拠もなく「電磁波は怖くない」とか結論付けるためのものではありません。
むしろ、この段階で皆が揃って「IHクッキングヒーター」に傾倒したとすれば、その方が余程異常な事態と首を傾げてしまうでしょう。
かと言って、「電磁波は怖い」と断定出来るものでもありません。
電磁波はそんなに単純なものでは語れない筈です。
まして生体との関わりでのことですから、時間と言う変数が入ってきますので、なおさらきめ細かく医学と理学・工学のプロジェクトで科学され、結論を出していかねばならないことです。
本当にこの研究に携わる人がその結果に基づいて語らない限り、断定的なことは言えない筈です。
販売者は自分の立場や利害だけで、評論家は憶測で語るに過ぎません。
この言葉や説明をあたかも真実であるかのように捉えてしまうところに情報の怖さがあります。

現段階では、皆様には、じっくり検討されて、自分の頭で考え自己判断で選択して頂くことが大前提です。
本ページはそのための、ほんの基礎とお考え頂ければ幸いです。
<電磁波の基本>
空間上に一つの電荷を置きます。
この電荷は、その空間上にある別の電荷にクーロン力という力を及ぼします。これが、電場です。
次に、この電荷を動かすと、その周りに磁界を発生させます。これが、磁場です。

「電流が流れる」 = 「電荷」が「移動する」ということですので、私たちが使用している電気製品は例外なく、電場と磁場を発生します。
即ち、電磁波を放出します。電磁波を出さないような電気製品はありません。
<電磁波とは>
電磁波とは、その名の通り、電界と磁界が絡み合って時間的に変化する波動と定義されます。
私は、電磁波工学は専門外ですが、かつて電気講座ににもぐりこんで電波工学を受講したことがあります。
正直、全く理解不能というかチンプンカンプン状態でした。式だけ与えられてもなかなか理解出来るものではありません。
なかなかイメージで捉え難いこともあり、はっきり申し上げて難しいです。

しかし、イメージとして次のように捉えて下さい。

ある方向に進む矢印があって、その矢印は進行方向に直角に電界をぶら下げており、又、電界とは直角な方向に磁界をもぶら下げているといったイメージのものです。
私たちの身の回りの電化製品は、交流をその元としていますので、これらの電界及び磁界は、皆様がご存知のサインカーブで時間的に変化(振動)しています。
磁界は電界よりいつも時間的な遅れをとりながら空気上を次々と伝播していきます。
(磁場は電荷の移動に依って誘導されるのですから当然なのですが・・・)
このように、電磁波は「波」としての性質を持って伝播するのです、同時に「粒子」としての性質も持ちあわせています。
即ち、「アナログの波でありながら、同時にデジタルの粒」なのです。
このあたりは学問としてはムチャクチャ面白いところではありますが・・・。
伝播の様子のイメージは、水面に石を放り込んだときに、その中心から拡がる波紋を思い浮かべて頂ければ良いかと思います。
波紋のように伝わっていくデジタル集団とでも表現すれば良いでしょうか・・。
しかしながら、この表現は量子論から見れば正しい表現でもないようです。
そのエネルギーは、距離の二乗に反比例して減衰します。
<電磁波を理解しやすくする一断面>
先程、「光も電磁波の一種です。」と言いましたね。
先ず、電磁波が私たちに及ぼす身近な例として紫外線の例を美・SHOPにおける皮膚に関する基礎知識としてアップしてありますので、是非ご参照下さい。

http://www.icl-net.com/bishop/ultra-violet.htm

ご一読されましたら、下記のポイントをインプットして下さい。

 *電磁波はエネルギーを伝えます。
  このエネルギーは周波数が高いほど大きなエネルギーを伝えます。
  このエネルギーの高さが故に、細胞に光化学反応(金属で言えば光電効果)を起させるということが、影響としての一つのあり方です。
  理解は最もし易いと思います。

しかし、このようにエネルギーが強いという点だけが影響を及ぼす要因かというとそうでもないのが厄介な点です。
これだけなら、エネルギーの低い超低周波は何も問題がないことになりますが、実際にはそう単純なことでは終わりません。
<電磁波を把握するための前提>
電磁波を情緒的に敵視したり、擁護したりしないために、下記の点をいつも意識に置いて下さい。

*

電磁波を十把一絡げで表現しないこと。
  情緒的で全く科学的なポイントがつかめなくなります。  
   
  <例>
  電磁波は危険だ・・・私たちは生涯、危険な可視光線を浴びていることになります。
  電磁波は安全だ・・・ある周波数帯域の紫外線は遺伝子を確実に傷つけます。

「どの(周波数帯域の)電磁波が」という主語が無い論議は、子どもの討論会あるいは国会の討論です。
「電子レンジが大丈夫ですからIHはなおさら大丈夫です」と言ったような表現も見受けられますが、これは立場上のから来る情緒的で下衆な表現以外の何者でもない粗雑な表現です。
電子レンジとIHでは対象にする周波数が全く違うわけですし、電子レンジは珪素鋼板などでシールドされる密封製品ですが、IHは周囲に対してオープンな製品であるという使用環境的な性格も異なります。
様々な条件を抽出した分析が実は必要なのですね。
   
* 電磁波は周波数(あるいは逆数である波長)で捉えることが基本です。
  電磁波はエネルギーを伝達します。そのエネルギーの大きさは周波数に比例します。E=hν(プランクの式)

私の感覚としては、先程紫外線でお話をお読み頂いた光電効果や後で述べます熱効果(電子レンジの原理)よりもむしろ、機械技術者流に言えば、電磁波と生体細胞レベルの信号との間で共振現象に相当するような影響を誘発しないか、その周波数があるのかないのか、そのあたりを非常に危惧はしております。
   
* 電磁場の強度を測る電磁界テスターというものがあります。俗に「ガウスメーター」と呼ばれるものです。
これらは、大抵が周波数測定範囲が300Hz程度ものまでです。
極めて高い周波数帯域250MHz(メガヘルツ)の電磁波を発生する電子レンジの電磁波洩れ専用のテスターはあるようですが、これは専用の特殊なものであり、通常のガウスメーターはせいぜいこの程度の周波数です。
100HZ程度で感度特性のピークを持つものですから、結局電源周波数に起因する電磁波を測定しているだけのことになり、IH特有の20KHz〜30KHzの電磁波の計測には全く意味が無いことなのです。
我が家でも測ってみようと考えるのは結構ですが、電源周波数の電磁場でしかないということをご認識下さい。
<電磁波の影響を評価する視点>

*

光電効果的視点(上記)
電磁波の一つの粒子が伝えるエネルギーの強さ。
人間の皮膚や細胞に何かしらの反応=光化学反応を誘発する周波数かどうか?
周波数が高いほどエネルギーは大きい。
   
* 誘電熱効果的視点
電磁波は誘電体を加熱する作用を持ちます。(電子レンジはマイクロ波を使用してこれを実現します。)
電磁波はエネルギー波ですので、持っているエネルギーは対象物に対して分子運動を激しくさせる(発熱)という作用に変換されます。
同じマイクロ波の携帯電話などでは、長電話して耳の後ろあたりがポーとして気分が悪くなった経験をお持ちの方もきっとおられるのではないかと思います。極端に言えば、脳を電子レンジに入れたことですから。  
   
* エネルギー×時間的視点
電磁波エネルギーの強弱だけではなく、電磁波をどれだけの時間浴びたかを積の形で表し表現する評価法ですが、微少な電磁波でも長時間浴び続けるとどのような影響が現れるのかは、家電製品程度の電磁波であれば重要な指針になってきます。
<IHクッキングヒーターの電磁波>
どの電化製品からも共通して放出される、電源周波数である50Hz/60Hzの電磁波とともに、誘導コイルの種類・数量に応じた周波数の電磁波が放出されます。
通常、20KHz〜30KHzに2口コンロであれば2つの周波数の電磁波が放出されます。
   

*

電源周波数である50Hz/60Hzの電磁波
通常、私たちは、こんな低い周波数の電磁波は何ら問題が無いと考えるのが常識となっていますが、昨年朝日新聞でも記事になりましたように、超低周波が白血病の発生率を高くするという報告があります。(送電線下ですが)
   
* 周波数が20KHz〜30KHzの電磁波
IHクッキングヒーターの調理時に発生するこの周波数帯域の電磁波については、人体に影響を及ぼさない磁界の強さについての国のガイドラインとして、指針値約900ミリガウスが示されています。
ちなみに、通常使用されている状態でIHクッキングヒーターから発生する磁界の大きさは、約400ミリガウスと報告されています。

>この記述で、ちょっと気になった点がありますので、メールしました。
>確かに、日本の現行の電波防護指針(1990年に策定)で言えば、
>電磁調理器の動作周波数帯域の曝露基準は900ミリガウスです。

>しかし、最近というか1998年に提唱された国際的なガイドラインICNIRPに
>よれば、なんと62ミリガウスになっています。

 電磁波健康影響講座 http://homepage3.nifty.com/~bemsj/

ありがとうございました。このように、実際問題非常に難しい問題ですね。
と言うのは、計測値自体にも各業界の思惑で発表がなされるからです。
 *北陸電力の実測値ではMAX27ミリガウス。
 *Nationalの発表では20ミリガウス以下。
となると、400ミリガウスと言うのは、おそらく反対の立場の業界の発表値なのでしょう。
計測法の定義を明確に決めないと、このような空回りばかりすることになりますよね。
<IHクッキングヒーターの電磁波に対する注意の結論>
世界保健機構WHOや我が国のガイドラインの妥当性に関して、きっぱり、「推定無罪」の段階と判断し、IHの導入はまだ止めておくということを選択肢として入れて頂くことは重要なことです。

もしお使いになられる場合は、私たちが使用する電気機器の周波数から考えて、エネルギー×時間という評価を基準にすることが最適だと思います。その、当然の帰結ではありますが、

  1.出来るだけ距離を取る。(エネルギーは、距離の二乗に反比例して減衰します。)
  2.対象の電磁波を浴びている時間を極力短くする。

ということになります。

とにかく、ガス販売業者が「IHは危険だ」。反対に、IH販売業者が「IHは安全だ。ガスの方が危険だ」。
どちらも、立場はよく分かりますが、醜悪なだけです。
 
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